2018-01-01から1年間の記事一覧

直接民主主義の問題点

前回までのおさらい 第1回は、民主主義とはなにかを確認した。 民主主義 国民が政治運営上の権力を持ち、国民の意思をもとにして政治を行う政治体制 民主主義とはなにか - 思考の整理 第2回は、直接民主主義と代議制民主主義という民主主義の2つの類型を…

「政治家が国民を代表する」とは

この記事では、政治家が国民を代表するとはどういうことかについて考える。それを考えるうえで、次のような点についても整理する。 ・代理と代表の違い ・政治家が代表するのは選挙区の有権者か国民全体なのか

いかにして問題を設定するか

ハーバードビジネスレビューの2018年2月号の特集は「課題設定の力」だ。 興味のあるテーマだったので、買って読んでみた。 なかでも、コンサルタントのトーマス・ウェデル=ウェデルスボルグによる論文「そもそも解決すべきは本当にその問題なのか」で…

さくらレポートとは

日銀が「さくらレポート」を公表 今月15日、日本銀行が地域経済報告(さくらレポート)を公表した。そのなかで、日銀は、全国9地域のうち6地域の景気判断を「拡大」とした。 北陸・東海で景気「拡大」 1月日銀報告 10年9カ月ぶり複数地域 :日本経済新…

金融政策入門

『金利と経済−高まるリスクと残された処方箋』 本書について 本書の著者は、日本銀行の統計調査局企画調査課長や日本銀行金融研究所の所長としての勤務経験を持ち、現在は京都大学公共政策大学院で教鞭をとっている。 そんな著者が書いた本書は、いわゆる「…

代議制民主主義とはなにか

この記事では、直接民主主義と代議制民主主義という民主主義の2つの類型を確認する。そして、代議制民主主義の仕組みを単純化した本人・代理人モデルを紹介する。